少年シリウス2005年7月号(創刊号)

あ…アッパーズ後継?作家の顔ぶれではなく、乱雑な活気に遺伝子を感じる。

絵柄はエースまたはアフタヌーン方面(ティア、と言うほうがあたってるのかな。実物日記加藤和恵がティア作家なのを知ったのでよけいそう見えるのかも)、内容はガンガン対抗かしら。絵を萌え系に変えれば大王に載りそうな漫画もなくはない。

頭からざっと読み通して、絵が気に入ったのは加藤和恵・佐々木ミノル・武本糸会・藤山海里、もう一人あげれば晴瀬ひろき。漫画として見た場合の創刊号筆頭格は白井三二郎、アッパーズではやや野暮ったく感じた絵は少年向きだったのか。馬鹿なのは堂高しげる(いや誉めてます)、能田達規の読切はいまいち、旭凛太郎山口譲司は読みたいのはそっちじゃないよーという方向に一直線。「夏の魔術」(ふくやまけいこ田中芳樹)に猛烈な既視感を覚えたのは、小説版の絵がふくやまけいこだったからだった(持ってないのに妙に印象に残っていたらしい)。

若手の伸びしろ、に期待したいなあ。絵と勢いはこのままで漫画がより上手くなればとてもよさそう。期待期待。
でもって次号から「魔女っ子つくねちゃん+」スタート。まがりひろあきの描いた漫画雑誌は買わずにおられぬ呪いを受けた身として、来月号購入はいやおうなしなのでした。しょうがねえなあ。